ハーブティーを暮らしに取り入れてみたいけれど、味が苦手で飲みにくい…とお悩みではありませんか?
たしかに、緑茶や紅茶などとは異なる味わいなので違和感を覚えることもありそうですね。
ハーブティーが苦手だと感じる原因としては、気に入る味のハーブティーに出会えていないことや味に慣れていないこと、淹れ方や保存の仕方が適切でないことが挙げられます。
いろいろな種類のハーブティーを飲んでみたり、淹れ方や保存の仕方を見直したりすることでハーブティーをおいしくいただけるようになるかもしれませんよ。
どうしても味が苦手だと感じるあなたのために、おいしくする方法もご紹介するのであわせてご覧ください。
これから、ハーブティーが苦手な原因や対処法を詳しくご紹介します!
ハーブティーが苦手なのは何故?
健康や美容のためにハーブティーを飲んでみたい!と思っても、味が苦手だとなかなか飲む気がおきませんよね。
私も、「おいしそう!」と思って買ったハーブの味や香りが苦手で困った経験があります。
ハーブティーが苦手だと感じる原因は、次の4つが挙げられますよ。
これから、それぞれの原因について詳しく解説します!
気に入る味のハーブティーに出会えていないから
ハーブティーが苦手だと感じる大きな原因として、気に入る味のハーブティーに出会えていないことが挙げられます。
カモミールティーを飲んでみたら、思ったより苦みがあって飲みにくかったなぁ。ハーブティーってちょっと苦手かも…
一種類のハーブティーだけを飲んで「苦手だ」と決めつけてしまうのは、とてももったいないですよ!
「ハーブティー」と一口に言ってもさまざまな種類があり、それぞれに味や香りが異なります。
例えばカモミールは甘い香りとほんのりとした苦みのある味、ミントは爽やかな香りとまろやかな味というようにハーブによって味わいが全く異なります。
そのため、何種類かのハーブティーを飲んでみて気に入る味を探してみることをおすすめしますよ♪
メーカーによっても味や香りが異なることがあるので、気になるハーブがあれば積極的に試してみましょう!
ハーブティーの味に慣れていないから
ハーブティーの味に慣れていないと、「苦手だ」と感じることがあるかもしれません。
緑茶や紅茶などのお茶と違って、ハーブティーは何ともいい表せないはっきりしない味の種類のものが多いです。
そのため、飲み慣れない味に「苦手だ」と感じてしまう可能性がありますよ。
私もハーブティーを飲み始めた頃は、不思議な味だなぁと感じながら飲むことがありましたよ。
ハーブティーを飲み慣れていなくて苦手だと感じている場合は、継続してハーブティーを飲む習慣をつけてみましょう。
そうすると、だんだん舌が慣れてきてきっと「おいしい」と感じられるようになりますよ!
淹れ方が適切でないから
ハーブティーを淹れる方法が適切でない場合、あまりおいしくない仕上がりになり「苦手だ」と感じる原因になることがあります。
例えば、お湯の温度が低ければなかなかハーブの成分が抽出されませんし、抽出する時間によっても仕上がりに差がでてしまいます。
私はハーブティーを淹れたことをすっかり忘れてしまって、長い間放置したせいで渋くて濃いハーブティーが出来上がってしまった経験があります…
ハーブティーを適切な淹れ方で淹れると、もしかしたら「苦手だ」と感じずに飲めるようになるかもしれませんよ。
私がおすすめするハーブティーの淹れ方については後ほどご紹介しますね♪
品質の悪い茶葉を使っているから
ハーブティーが苦手だと感じる原因として、ハーブの品質が悪くおいしくないものを飲んでいることも考えられます。
特に、袋を開けてからしばらく経ったものや密閉せずに保存していたものは、味や香りが変わってしまっておいしくなくなっている可能性がありますよ。
ハーブを誤った方法で保存していると品質が悪くなることがあるので、気になる場合は一度見直すのが良いでしょう。
適切な保存方法については後ほどご紹介するので参考にしてみてくださいね。
また、スーパーなどで手軽に手に入るティーバッグタイプのハーブティーの中には、個人的にはあまりおいしくないと感じる商品もあります。
おいしいハーブティーを飲んでみたい!と思ったら、やはりオーガニックにこだわったメーカーのものやハーブティー専門店のものを選ぶことをおすすめします。
ハーブティーが苦手な人必見!試したい6つのこと
ハーブティーの味が苦手な人にとっては、毎日飲み続けるのはなかなか大変なことですよね。
そんなあなたのために、今日から試せる6つの方法を私なりにご紹介します!
これから、ハーブティーが苦手な人必見!試したいこと6選をご紹介します。
いろいろな種類のハーブティーを飲んでみる
ハーブティーが苦手だと感じたら、まずはいろいろな種類のハーブティーを飲んでみることをおすすめします。
個人的には、ハーブティーを克服するためにはいろんなハーブティーを飲み比べるのが一番大事だと思っています!
ハーブティーにはさまざまな味のタイプがあり、私なりに大きく分類するとクセのない風味・お茶っぽい風味・さわやかな風味・華やかな風味・酸っぱい味・甘い味・スパイシーな風味の7つに分けることができます。
まずは、この味タイプの中で特にどのハーブティーなら飲みやすいか?または飲みにくいか?を見つけてみるのも一つの手ですよ。
「クセのない風味」や「お茶っぽい風味」のハーブティーは比較的飲みやすいものが多いので、ハーブティー初心者さんにもおすすめです!
クセのない風味のハーブティーの中ではエルダーフラワーやリンデン、お茶っぽい風味のハーブティーの中ではルイボスが個人的には気に入っています♪さわやかな風味のレモングラスティーも比較的飲みやすいですよ。
ハーブティーの味については、こちらの記事で詳しく解説しています。30種類のハーブについて味を分析しているので参考になればうれしいです!
ブレンドハーブティーを飲んでみる
ハーブティーをシングル(一種類)で飲むのではなく、ブレンドを試してみるのもおすすめです。
シングルで飲むよりもブレンドされているもののほうが飲みやすいことが多いため、まずはチャレンジしてみても良いですね。
enherbや生活の木といったハーブティー専門店では、飲みやすく調合されたおいしいブレンドハーブティーが販売されています。
例えばenherbの「生活習慣見直したい時に」というハーブティーは、グリーンルイボスやマルベリーがベースとなっていて緑茶のような味わいで飲みやすいですよ。
「凛として輝く女性の苺とローズ茶」はステビアリーフのほんのりとした甘みがあるため、いちごのように甘酸っぱくてゴクゴクと飲めてしまいます!
生活の木では「私の30日茶」というシリーズがあり、30日間飲み続けられるようにおいしくブレンドされたものが販売されています。
中でも人気な「東方美人ブレンド」はウーロン茶がベースとなっているので、ハーブティーな苦手な人でも飲みやすい仕上がりになっていますよ。
他にも、黒豆茶がベースとなっている「女性の味方ブレンド」など食事に合わせやすい味わいのものが多くあるのでこちらも要チェックです!
フレッシュハーブティーを飲んでみる
いろいろなハーブティーを飲んでみたけれど、いまいち気に入るハーブに出会えないなぁ…
それなら、フレッシュハーブ(生のハーブ)のハーブティーを一度飲んでみてはいかがでしょう?
フレッシュハーブティーには、ドライハーブティーとは異なる新鮮な香りがあるのが特徴です。
ドライハーブティーが苦手でも、フレッシュハーブティーならおいしく飲める!という可能性もありますよ。
私が初めて生ミントティーを飲んだときは、さわやかな風味に「なんておいしいんだ!」と感動した記憶があります!今でもミントティーはフレッシュで飲む派です。
ミントはスーパーの青果売り場で手に入るので、気になったらぜひ一度お試しください!
フレッシュハーブの売り場についてはこちらの記事で詳しくご紹介していますよ。
ドライハーブとフレッシュハーブの違いって何?と思われたら、こちらの記事が参考になると思います。
ハーブティー専門店で相談・試飲をする
気に入るハーブティーを見つけたい!と思っても、たくさんの種類のハーブティーを一つ一つ買って試すのはなかなか大変ですよね。
そんなときは、ハーブティーのプロの力に頼りましょう!
ハーブティー専門店に足を運ぶとその場で店員さんに相談をすることができ、試飲をさせてもらえることもありますよ。
例えば「ハーブティーで心身の悩みを解決したい!」、「〇〇な味・香りのハーブティーを探している」などハーブティーについて気になることを相談するのが良いですね。
ハーブに詳しい店員さんが、あなたのお悩みに合わせたハーブティーを勧めてくれますよ。
また、お店によっては試飲させてくれるところもあります。試飲できる代表的なハーブティー専門店はenherbですね。
私は初めてenherbに行ったときに「お茶っぽい味のハーブティーが飲みたい」と相談して、グリーンルイボスとダンディライオンルートの試飲をさせてもらいました。
本に書いてあるハーブの紹介を読むだけでは想像できなかった味や香りを知ることができ、いい経験になりましたよ。
「飲みにくいと感じるハーブティーに、お茶っぽい味のハーブを少し混ぜると飲みやすくなる」というアドバイスもいただくことができました♪
今となってはどちらのハーブもお気に入りで、欠かさず家に置いておくようにしています。
また、enherbではオーダーメイドのブレンドハーブティーを注文することもできます。
自分だけのオリジナルハーブティーを作ってもらえるので、「どのハーブティーを飲んでもいまいち口に合わない…」と感じるときは利用してみても良いですね。
enherbは東北・関東・東海・関西の百貨店や駅ビルなどに約30店舗あるので、ぜひ足を運んでみてくださいね。
その他のハーブティー専門店についても詳しく知りたい!と思ったら、こちらの記事を参考にしてみてください!
ハーブティーの淹れ方を見直す
ハーブティーの淹れ方を少し変えるだけで、もしかしたらおいしくいただけるようになるかもしれません。
私がおすすめする、おいしいハーブティーの淹れ方は次の通りです!
ティーカップとティーポットをあらかじめお湯で温めておくと、ハーブティーの温度が下がるのを防ぐことができますよ。
お湯は、沸騰してから少し置いて95~98℃くらいになったものを使いましょう。そのほうがえぐみが出にくいですよ。
ハーブティーの香りが飛ぶのを防ぐため、ティーポットはフタ付きのものを使うようにして必ず閉めるようにしましょう。
カモミールやミントのように花や葉の場合は3分ほど、ローズヒップやフェンネルのように実や種の場合は5分ほどかけて抽出しましょう。
5分以上の長い時間で抽出をすると、ハーブからえぐみや苦みがですぎてしまうことがあるので注意してくださいね。
ハーブティーの淹れ方や用意するものについて詳しく知りたい!という場合はこちらもご覧ください。フレッシュハーブティーの淹れ方もご紹介していますよ。
ハーブの保存方法を見直す
ハーブティーがあまりおいしくなくて苦手だと感じたら、保存方法を見直すと改善されることもあります。
保存の際は、必ず密封できる容器を選ぶようにして乾燥材を入れるようにしましょう。
保存容器の素材は、ハーブの香りが抜けにくいガラス製のものがおすすめです。
ハーブティー専門店で売られているハーブティーはジッパーバッグに入っていることが多いですが、長期保存をするならガラス容器に移したほうが良いですよ。
私も以前はジッパーバッグで保存していましたが、香りが飛ぶのが早い感じがしました。可能ならガラス容器を用意しましょう!
また、ハーブは高温や多湿に弱いため、直射日光があたる場所や結露ができやすい冷蔵庫の中で保存するのも避けるようにしましょう。
特に冷蔵庫の中は他の食材も入っているため匂い移りしやすく、ハーブティーがおいしくなくなる原因となってしまいます。
そのため保存の際は、湿気の少ない冷暗所をおすすめします!
ハーブティーが苦手な人必見!おいしくする6つの方法
6つの方法を全部試してみたけれどまだ苦手だなぁ。もしかしたらハーブティーそのものが苦手なのかも。
他の食材を足して、味を変えて飲みやすくするという手もあるのでぜひお試しください!
ハーブティーをおいしくするには、次の6つの方法がありますよ。
ハーブティー特有の味や香りが和らいで飲みやすくなるはずですので、気になる方法があれば一度試してみてはいかがでしょうか。
これから、ハーブティーをおいしくする6つの方法をご紹介します!
薄めに淹れる・濃いめに淹れる
ハーブティーが苦手だと感じる場合、ティーの濃さがあなた好みでない可能性があります。
「薄い感じがする…」「ちょっと濃いかも…」と感じたら、ハーブティーを淹れるときのお湯の量を調節してみましょう。
調節するときは、10ml単位でお湯を少しずつ減らしたり増やしたりするのが良いですね。
ハーブの種類によっても味の感じ方が変わると思うので、実験をするようにして好みの濃さを見つけてみてください!
はちみつや砂糖で甘くする
甘さがほとんどないハーブティーを飲むと、飲みにくくて苦手だと感じてしまうかもしれません。
そんなときは、はちみつや砂糖を加えて甘くすることで飲みやすくすることができますよ。
特に、まろやかな甘さがあるはちみつは、ハーブティーに加えても本来の風味を損ないにくいのでおすすめですよ。
甘みを足すときは、まずはティーカップ1杯のハーブティーに小さじ1杯のはちみつを加えるところから始めてみましょう。
それでもまだ甘みが足りないと感じたら、お好みで調整してくださいね。
ハーブティーに甘みを足す方法についてはこちらの記事で詳しくご紹介しています。はちみつや砂糖以外での甘み付け方法も知りたい場合はご覧ください!
牛乳や豆乳でまろやかにする
甘さは足したくないけれど、ハーブティーを飲みやすくしたい!というときは牛乳や豆乳を加えるのもおすすめです。
苦みや渋みがあって飲みにくいハーブティーは、牛乳や豆乳を加えることで抑えられて飲みやすくなりますよ。
ハーブティーに牛乳や豆乳を加えるときは、ティーカップ1杯に対して50~100mlの牛乳を加えましょう。牛乳は常温に戻すか電子レンジで温めるかすると良いですよ。
私は、牛乳・豆乳にはちみつもプラスしてはちみつミルクティーにするのも大好きです!特にカモミールティーにはおすすめの方法ですよ。
カモミールミルクティーは煮出して作るとよりいっそうおいしく仕上がります。興味があればこちらの記事もご覧ください♪
ショウガやフルーツですっきりさせる
ショウガやフルーツを加えることでも、ハーブティーを飲みやすくすることができます。
身体を温める効果のあるショウガを入れたハーブティーは、寒い日にぴったりですね。
ティーカップ1杯のハーブティーに小さじ1/2杯のすりおろしショウガを加えて飲んでみてくださいね。
また、はちみつや砂糖ほどの甘みは要らないけれど、すっきり飲みやすくしたいというときにはフルーツティーにするのもおすすめです。
特にいちごやブルーベリーなどの甘酸っぱいフルーツはハーブティーとの相性がよく、ティーカップに何粒か入れて軽くつぶすと飲みやすくなりますよ。
すりおろしたりんごやリンゴジュースを加えても良いですね。フルーツそのものを加えるよりも、果汁100%ジュースを加えるとさらに飲みやすくなりますよ。
私はハイビスカスティーにオレンジジュースを少し加えて飲むのが好きです!甘酸っぱいドリンクになっておいしいですよ♪
香ばしいハーブを足してお茶っぽい味にする
ハーブティーの味が苦手で飲みにくいときは、お茶っぽい味にすると飲みやすくなることがあります。
具体的にはルイボスやネトル、ダンディライオンなどの香ばしい風味のあるハーブをブレンドするとお茶っぽい味になりますよ。
食卓で馴染みのある、黒豆茶やごぼう茶などをブレンドしても良いですね。
黒豆茶やごぼう茶もハーブティーの一種って、知っていましたか?
そうだったの!?全然知らずに飲んでいたよ。今度、飲みにくいと感じているハーブティーに混ぜてみようかな。
ブレンドするときは、飲みにくいと感じているハーブティーの茶葉やティーバッグ(2杯分)をティーポットに入れて、そこに香ばしい風味を持つハーブの茶葉をティースプーン1/2~1杯加えてみましょう。
味が複雑になりすぎるのを防ぐために、後から加える茶葉がシングル(1種類のみ)のものを使うのが良いですよ。
お茶っぽい味のハーブティーは食事にも合うので、シーンを選ばずに楽しむことができます。
どうしても飲みにくいと感じるハーブティーがあったら、ぜひお試しください!
紅茶やほうじ茶とブレンドする
紅茶やほうじ茶のように、普段飲み慣れているお茶とハーブティーを組み合わせることで飲みやすくすることもできます。
華やかな香りや甘い香りのあるハーブティーは、紅茶と合わせるのが良いでしょう。
ローズやラベンダーのように花の香りが強い種類のハーブティーと紅茶を合わせると、優雅な気分に浸ることができますよ。
また、意外と思うかもしれませんがハーブティーはほうじ茶との相性も良いです。
観光地のおみやげ屋さんで、カモミールほうじ茶やミントほうじ茶を見つけて買ってみたことがあります。ハーブの香りがほんのりとするお茶という印象で、飲みやすかったです!
ハーブティーと紅茶やほうじ茶をブレンドするときは、ティースプーン1杯ずつをティーポットに入れて、ティーカップ2杯分のお湯を注ぎましょう。
「ハーブティーを飲んでみたいけれど、どうしても味が苦手…」と思ったらまずは、紅茶やほうじ茶に少しだけハーブを混ぜて飲んでみるところから始めても良いですね。
味にも徐々に慣れてくるはずですので、きっとそのうちハーブティーを飲めるようになると思いますよ。
まとめ
- ハーブティーが苦手な原因は、気に入る味のハーブティーに出会えていないことや淹れ方・保存の仕方が適切でないことが挙げられる
- 苦手だと感じたら、まずはいろいろなハーブティーを飲んでみるのがおすすめ
- 甘くしたり香ばしい風味のハーブを加えたりして、おいしくすることもできる
今回は、ハーブティーが苦手だと感じる原因や対処法について解説しました!
私もハーブティーを飲むようになって間もない頃は、「このハーブティー、苦手だなぁ」と思う味のものもありました。
しかしブレンドの仕方を変えたり、何度も繰り返し飲んだりすることでおいしくいただけるようになりましたよ。
ハーブティーの克服の仕方は人それぞれだと思いますので、この記事を参考にしてご自身に合った方法を見つけてみてくださいね♪