初心者向けカレンデュラオイルの作り方をご紹介!実は簡単に作れる!

ハーブの使い方

古くから「皮膚のガードマン」と呼ばれ、お肌を守ることに用いられてきたカレンデュラ。

そんなカレンデュラから作られるカレンデュラオイルは、気になるお肌の悩みに広く使われています。

華やかな香りのカレンデュラオイルを手作りすることができたら、毎日のスキンケアも楽しみになりそうですよね。

カレンデュラオイルを手作りしてみたいけれど、作り方がなんだか難しそう…

ドライハーブに植物性オイルを注ぐだけで完成するので、作り方はとっても簡単なんですよ。

今回は、初心者さんでも簡単にトライできるようなカレンデュラオイルの作り方をご紹介します!

この記事が、あなたのハーブコスメ作りの手助けになると嬉しいです。

初心者向けカレンデュラオイルの作り方をご紹介!

皮膚を健やかに保つのに用いられる、カレンデュラオイル。

あなたはカレンデュラオイルの作り方は難しそうだ、というイメージをお持ちではないですか?

いろいろ道具をそろえないといけないんじゃないの?大変そう…。

実はカレンデュラオイルは、市販のドライハーブにキャリアオイル(植物油)を注ぐだけで完成するので作り方がとっても簡単なんですよ。

これから、初心者さんでも簡単にチャレンジできるような、カレンデュラオイルの作り方をご紹介します!

カレンデュラオイルってどんなもの?

カレンデュラは鮮やかなオレンジ色の花を咲かせるキク科のハーブ。

カレンデュラには皮膚を保護するすぐれた働きがあり、古くから気になる肌のお悩みに用いられてきました。

そんなカレンデュラを、植物性のオイルに浸け込んで出来るのが「カレンデュラオイル」です。

出来上がったカレンデュラオイルは、お肌の気になるところに付けて使うことができますよ。

カレンデュラはポットマリーゴールドという名前でも知られていますが、園芸用のマリーゴールドとは異なる植物ですので、混同しないように注意しましょう。

用意するもの

カレンデュラオイルを作る際は、以下のものを用意しましょう。

用意するもの
  • カレンデュラ(ドライハーブ): 5g
  • キャリアオイル: 100ml(カレンデュラが浸るくらい)
  • フタ付きのガラス容器: 2つ
  • コーヒーフィルターや茶こし

使用するカレンデュラは、市販のドライハーブで構いません。ハーブティー専門店などに売られているオーガニックのものを使用しましょう。

「生活の木」でオーガニックのカレンデュラが売られているのを見かけましたよ!

「キャリアオイル」というのは、カレンデュラオイルのベースとなる植物油のことです。

身近なところですと、無印良品で売られているのを見かけました。ハーブティーやアロマテラピーの専門店には必ずと言っていいほど置いてありますよ。

おすすめのキャリアオイルについては、後ほど詳しくご紹介しますね。

ガラス容器は、カレンデュラの有効成分を抽出するのに使う瓶と、保存用の瓶の2つを用意しましょう。

保存用の瓶は、口が広いものを選ぶとオイルをこす作業が楽になりますよ。

オイルをこす作業はコーヒーフィルターを使うと簡単にできます。もしご自宅になければ茶こしやガーゼ、布などを使っても構いません。

私はコーヒーフィルターを使ってこす作業をするときは、100均で売られているコーヒードリッパーを使用しています。

カレンデュラやキャリアオイルを買うお店に迷ったら、こちらの記事で紹介している専門店もおすすめですよ♪

カレンデュラオイルの作り方

カレンデュラオイルは、次の手順で手作りすることができます。

カレンデュラオイルの作り方
  1. ガラス容器を煮沸消毒し、完全に乾かす
  2. ガラス容器にカレンデュラを入れる
  3. カレンデュラが浸るくらいまでキャリアオイルを注ぐ
  4. 1日1回揺らし、2週間~1ヶ月のあいだ置いておく
  5. オイルをこして、もう1つのガラス容器に注ぐ
  • ガラス容器を煮沸消毒し、完全に乾かす

カレンデュラの成分を抽出するために使うガラス容器を、煮沸消毒しましょう。

煮沸消毒し終えたら、水気が完全になくなるまで乾かします。

容器の中に水気が残ったままの状態でカレンデュラオイルを作ると、カビの原因となってしまうことがあるので気を付けましょう。

また、保存用のガラス容器も同じ手順で消毒してから使うようにしてくださいね。

  • ガラス容器にカレンデュラを入れる

消毒を終えて乾いたガラス容器の中に、カレンデュラを入れましょう。

カレンデュラの量は、ガラス容器の大きさに応じて変えていただいて構いません。

  • カレンデュラが浸るくらいまでキャリアオイルを注ぐ

カレンデュラがひたひたに浸るくらいまで、キャリアオイルを注ぎましょう。

注ぎ終えたら、容器にフタをしめて軽く揺らして混ぜ合わせます。

抽出用の容器は、直射日光を避けた冷暗所に置いておくようにしましょう。

保管するときは、容器の外側にラベルを貼っておくのがおすすめです。

私は、ハーブの名前やキャリアオイルの名前、日付を書き込んだラベルを貼っています!

  • 1日1回揺らし、2週間~1ヶ月のあいだ置いておく

カレンデュラとキャリアオイルを混ぜ合わせたら、2週間~1ヶ月置いておくだけでカレンデュラオイルが完成します!

雑菌の繁殖を防ぐため、1日1回は容器を振って中身を混ぜ合わせましょう。

  • オイルをこして、もう1つのガラス容器に注ぐ

2週間~1ヶ月待ったら、カレンデュラオイルをこしましょう。

煮沸消毒済みのガラス容器を用意して、コーヒーフィルターでオイルをこしたら完成です!

カレンデュラオイルは冷暗所で約3ヶ月保存することができますよ。

肌が敏感な場合は、パッチテストを行ってからの使用をおすすめします。

今回は、初心者さんでも簡単にトライできる!カレンデュラオイルの作り方をご紹介しました。

ドライハーブとキャリアオイルで簡単に作れますので、ぜひお試しください。

カレンデュラオイルにおすすめのキャリアオイルをご紹介!

キャリアオイルとは、植物から抽出される油のこと。

代表的なキャリアオイルとしては、次の3つが挙げられます。

おすすめのキャリアオイル
  • スイートアーモンドオイル
  • ホホバオイル
  • マカデミアナッツオイル

それぞれ効果や使用感が異なりますので、お好みのキャリアオイルでカレンデュラオイルを作ってみてくださいね。

これから、カレンデュラオイル作りにおすすめのキャリアオイルをご紹介します!

スイートアーモンドオイル

アロマテラピーで最もよく使用されるオイルである、スイートアーモンドオイル。

アーモンドの種子から採れるオイルには、ほのかなアーモンドの香りがあります。

アロママッサージに適したオイルであり、使い心地がなめらかなのが特徴です。

低刺激のため、敏感肌の方や赤ちゃんでも安心して使うことができますよ。

他のオイルと比較すると酸化しやすいデメリットがありますが、手ごろな価格のため手作り初心者さんにはおすすめです。

ホホバオイル

砂漠地帯に自生する植物であるホホバの実から採れる、ホホバオイル。

ホホバオイルは人間の皮脂に似た成分を持つオイルで、べたつくことがないサラッとした使用感が特徴です。

酸化しにくく品質が安定しているため、手作りコスメの材料としては非常に使いやすいオイルですよ。

また、ホホバオイルには香りがほとんど無いため、カレンデュラ本来の香りを楽しみたいという場合にもおすすめです。

私のおすすめは、カレンデュラの香りをじゃましないホホバオイルです!

マカデミアナッツオイル

若々しさを保ちたいあなたにおすすめなのが、マカデミアナッツオイル。

マカデミアナッツの実から採れるオイルには、皮膚の再生に重要なパルミトレイン酸という成分が多く含まれるのが特徴です。

パルミトレイン酸は私たちの皮膚にも含まれる成分なのですが、その量は加齢とともに減少すると言われています。

そのため、いつまでも若々しくありたいという場合にはおすすめのオイルですよ。

使用感はサラッとしており、ホホバオイルと比べるとやや粘り気があります。

また、マカデミアナッツオイルは酸化しにくいという点も魅力的ですよ。

カレンデュラオイル作りには、スイートアーモンドオイルやホホバオイル、マカデミアナッツオイルなどを使うのがおすすめです!

カレンデュラオイルの使い方をご紹介

カレンデュラオイルってどうやって使えばいいの?

お肌の気になるところに塗り込むだけで良いですよ。

お肌を健やかに保つのに有効なカレンデュラですが、カレンデュラオイルはさまざまなお肌の悩みに使用することができますよ。

例えば、お肌の乾燥や肌荒れ、やけどや傷、産前産後のケアなど使い方は多岐にわたっています。

これから、お悩み別のカレンデュラオイルの使い方について詳しくご紹介しますね。

お肌の乾燥や肌荒れのケア

お肌がカサカサと乾燥している部分や、肌荒れが気になる部分にカレンデュラオイルをなじませましょう。

特に、化粧水を使った後のお肌に塗るのがおすすめですよ。

私はここ数年でお肌の乾燥が気になってきたので、カレンデュラオイルでお手入れをしてみたいと思いました♪

また、カレンデュラオイルでオイルクレンジングをするのも良いでしょう。

オイルクレンジングをする際は、顔に塗って優しくマッサージをしてから、ぬるま湯で洗い流してくださいね。

蒸しタオルで拭き取っても良いですよ。

やけどや傷、日焼けのケア

傷ついてしまった部分や、やけどや日焼けを起こしてしまった部分にカレンデュラオイルを塗るのも、おすすめです。

傷ついたお肌はデリケートですので、優しく塗り込むことを意識しましょう。

ただし、傷が深い部分への使用には適していませんので、注意しましょう。

産前産後のお肌のケア

赤ちゃんを産む前や産んだ後は、お肌が敏感になりがちですよね。

カレンデュラオイルは、妊娠線が気になる部分や、乳頭のお手入れなど産前産後の敏感なお肌にも使うことができますよ。

カレンデュラオイルは作用がおだやかなため、デリケートな部分にも安心して使うことができます。

優しく塗り込んでマッサージをすることで、お肌を保湿しながら柔らかく保つことができますよ。

赤ちゃんのお肌のケア

カレンデュラオイルは、お母さんのお肌のケアだけでなく赤ちゃんのお肌のケアにも使うことができます。

赤ちゃんは皮膚が薄く刺激に弱いですが、作用がおだやかなカレンデュラオイルなら安心してお使いになれますよ。

使い方としておすすめなのは、おむつかぶれのケアです。

おむつかぶれに使用する際は、おしりを綺麗にしたあとで優しく塗り込んであげるようにしましょう。

手荒れや唇荒れのケア

カレンデュラオイルは、ミツロウと混ぜることでハンドクリームやリップクリームとして使うこともできます。

オイルよりも、しっかりとしたテクスチャになるのでお肌に塗り込みやすくなりますよ。

少々手間はかかりますが、身体のさまざまな部位に使用することができて便利なので、ご興味があればぜひ作ってみてください♪

用意するもの
  • カレンデュラオイル: 25ml
  • ミツロウ: 5g
  • 保存容器
  • ビーカー
  • ガラス棒

ミツロウの量が多いと固いテクスチャになるので、ゆるめがお好きでしたらミツロウの量を減らしていただいて構いません。

ビーカーやガラス棒は、今後ハーブコスメを手作りすることが多くなりそうであれば買って損はないと思います!

こちらも、ハーブティーやアロマテラピーの専門店で購入することができます。

保存容器は、クリームを指やスパチュラですくい取りやすいような、浅くて丸い形のクリーム容器を選ぶと良いでしょう。

カレンデュラクリームの作り方
  1. 保存容器とビーカー、ガラス棒を消毒する
  2. ビーカーにカレンデュラオイルとミツロウを入れる
  3. 鍋に入れて、ミツロウが溶けるまで湯煎する
  4. ビーカーの中身が固まる前に保存容器に移し、固まったら完成

保存容器や使用する器具は、必ず煮沸消毒をしましょう。煮沸消毒ができない素材の場合は、アルコール消毒でも構いません。

カレンデュラオイルとミツロウを湯煎している間は、ガラス棒でよくかき混ぜるようにしましょう。

湯煎を終えたあとのビーカーは熱くなっていますので、やけどをしないように気を付けてくださいね。

手荒れや唇荒れが気になるという場合には、ぜひお試しください!

唇のお手入れにも使えるとは知らなかったので、驚きました!

カレンデュラオイルは、お肌の乾燥や肌荒れ、やけどや傷、産前産後のケアなどさまざまな使い方ができますよ。

まとめ

  • カレンデュラオイルの作り方は簡単で、初心者さんでも手作りしやすい
  • キャリアオイルには、スイートアーモンドオイルやホホバオイル、マカデミアナッツオイルを使うのがおすすめ
  • お肌の乾燥や肌荒れ、やけどや傷、産前産後のケアなど使い道はさまざま

今回は、カレンデュラオイルの作り方や使い方をご紹介しました。

作り方はとても簡単で、気になるお肌の悩みに使えるカレンデュラオイル。

私も、日々のスキンケアに取り入れていきたいと、改めて感じました。

あなたもカレンデュラオイルを生活に取り入れて、お肌を健やかに保ちましょう♪

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