自分でハーブの種をまいて育ててみたい!と思ったときに気になるのは、種まき時期はいつなのか?ですよね。
ハーブの種まき時期の一覧があれば嬉しいのになぁ。
そんなあなたのために、主なハーブの種まき時期一覧を作成しました!種まきの季節は春と秋がおすすめですよ。
春は種が発芽しやすい時期なので、初心者さんには春まきがおすすめです。
ただし収穫量が少ない・害虫の被害にあいやすいというデメリットもあるので、避けたい場合は秋まきに挑戦するのも良いですね。
これから、ハーブの種まき時期一覧をご紹介します!
また、春まきと秋まきのメリット・デメリットについてもご説明します。
ハーブの種まき時期一覧
ハーブの種をまく上で、種まきの時期はとても重要です。
「今はどんなハーブの種まきに適している時期なんだろう?」と考えると、種まき時期の一覧が欲しくなりますよね。
私が初めてハーブを育てたときは、種まき時期の情報が1つにまとまっている一覧を見つけることができなくて困りました…。
そこで、今回は一目でわかるハーブの種まき時期一覧を作成しました!
一覧には、種をまいて育てやすいハーブの種類を記載してあります。
ローズマリーのように種をまいてから芽が出るまでに時間がかかり、苗から育てるか挿し木で増やすほうが育てやすいハーブは今回除いてあります。
ハーブの種まきに特に適している季節は、春と秋です。
春と秋はハーブが発芽しやすく、発芽したあともすくすくと育ってくれますよ。
一覧のオレンジ色の部分はハーブの種を春にまく時期、緑色の部分は秋にまく時期を示しています。
ただし、同じ月でも北海道と沖縄では気候が全く異なるように、一概に「種まきのベストシーズンは〇月!」とは言えないため注意しましょう。
お住まいが暖かい地域なのか寒い地域なのかによって種まきに適した時期は前後します。
3月や4月になっても雪が降るような寒い地域なら、雪が溶けて暖かくなってきた頃に種まきをするなど時期をずらしてみましょう。
反対に冬でも雪が降らないような暖かい地域なら、2月頃でも種まきができそうですね♪
ただし、バジルのように寒さに弱いハーブは、暖かくなる前に種をまくと寒さで傷んでしまうことがあるので注意しましょう。暖かい時期なら比較的簡単に発芽しますよ。
また、反対に寒さに強いカモミールやコリアンダー、ディルなどは暖かくなりすぎる前に早めに種まきをしましょう。
育ててみたいハーブがこの一覧にあれば、ぜひ参考にしてみてください!
ハーブの種まき時期その1!春に種をまこう
冬が過ぎて気温が上がり春になると、何か新しいことを始めたくなりますよね。
ぽかぽかと暖かい春はハーブの種まき時期としてはちょうど良く、ぐんぐん育つ様子を目で見て楽しむことができますよ。
これから、ハーブの種を春にまくメリット・デメリットについてご紹介します!
春まきのメリット
雪が溶けて寒さが和らぐと、過ごしやすい気候になりますよね。
春はハーブの種まきに適していて、春まきには次のようなメリットがありますよ。
- 種が発芽しやすい
ハーブの種を春にまくと、発芽しやすいというメリットがあります。
植物には種類によって発芽に適した気温があり、適温より低い気温では芽がでないことが多いです。
春に種をまく場合、まく時期が少し早くても暖かくなるにつれてやがて発芽するので、秋まきよりも発芽させやすいですよ。
春は初心者さんでも種からハーブを育てやすそうですね♪
気候は同じ地域でもその年によっても異なるため、種まき時期の見極めは難しいですよね。
そのため「種をいつまいたら良いかわからない…」と悩んだら、種まきが遅れると発芽の時期を逃してしまう秋よりも、春のほうがおすすめですよ。
また、発芽に適した気温については種の外袋に記載されていることが多いですので、お住まいの地域の気温と比較して種まきをするのも重要ですよ♪
- ハーブの成長が早く、目に見えやすい
春はぽかぽかと暖かくなり、ハーブがぐんぐん成長します。
自分で種をまいたハーブが育つ様子を、目で見て確かめられるのは嬉しいことですよね。
気がついたらもうこんなに育っている!とびっくりすることもあります。
秋まきだと「なかなか育たないけれど、大丈夫かな?」と心配になることもありますが、春まきは成長が早いので安心して育てることができますよ。
- 種をまける期間が長い
種まき時期の見極めは難しく、失敗してしまうこともありますよね。
しかし、春はハーブの種をまける期間が秋よりも長いので安心です。基本的に、春は3ヶ月弱~4ヶ月と種をまける期間が長いですよ。
そのため一度失敗しても、期間内に種まきをリベンジすることができます!
春のはじめに種をまいてうまくいかなかったら、初夏頃にもう一度まいてみることをおすすめします♪
春まきのデメリット
春は暖かく種まきをするメリットが多い時期ですが、デメリットもあります。
- 害虫の被害にあうことがある
春はハーブの成長が早いぶん、やわらかく育ちやすいです。
やわらかく育つと、アブラムシのような害虫の被害にあうことがあるので注意しましょう。
私は育てていたイタリアンパセリがアブラムシにやられてしまったことがあります…。とても悲しかったです。
害虫は放っておくと増えてしまい被害が大きくなりますが、もちろん対策も可能です。
お酢を薄めたものやホームセンターで売られているスプレーなどで退治することができるので、ハーブを春まきしたら常備しておくと安心ですね。
- 収穫量が減りやすい
種を春にまくと、その年の初夏に収穫時期を迎えることになります。
そのため、ハーブが大きく育つ前に収穫することになり収穫量が減りやすいですよ。
特に、カモミールやコリアンダーなどの一年草は何年ものあいだ収穫できるわけではないので、せっかくなら大きく育ったところを収穫したいですよね。
収穫量を増やしたい場合は、秋まきにチャレンジしてみることをおすすめします!
ハーブの種まき時期その2!秋に種をまこう
ハーブやお花などの植物を植える時期といえば、春のイメージが強いですよね。
しかし、ハーブの種まきに適した時期は春だけではありません。
秋にハーブの種をまくことで、冬越しして初夏頃に収穫することができますよ。
これから、ハーブの種を秋にまくメリット・デメリットについてご紹介します!
秋まきのメリット
夏が終わると、気温が下がって長袖1枚で過ごせるくらいの気候になりますよね。
実は春だけでなく秋もハーブの種まき時期としてちょうどいい季節であり、秋まきには次のようなメリットがありますよ。
- 収穫量を増やせる
春まきのハーブはその年の初夏頃に収穫をしなければなりませんが、秋まきのハーブは冬越しして翌年の初夏頃に収穫をすることになります。
そのため、種まきをしてから収穫までの時間が長いので収穫できる量を増やすことができますよ。
カモミールやコリアンダーといった一年草は一年で枯れてしまうので、秋まきに挑戦してみたいです♪
夏が過ぎると極端に寒くなるような寒冷地でなければ、霜が降りるまでの間は秋まきができますのでぜひお試しください!
- 害虫の被害にあいにくい
秋まきは、春まきに比べて害虫の被害にあいにくいというメリットもあります。
秋は害虫が少なくなる時期なので、ハーブが病気になる心配も減りますよ。
私は今度、イタリアンパセリの秋まきに挑戦してみたいです!アブラムシの被害が減るといいなぁ…
秋まきのデメリット
先ほど秋まきのメリットをご紹介しましたが、反対にデメリットもあります。
- 種をまける期間が短い
夏が過ぎると一気に冷えて、急に秋から冬になるような年もありますよね。
夏~冬の間は暖かい時期が短いので、種まきをできる期間が短いというデメリットがあります。
また、春は多少種まき時期が早くても、徐々に暖かくなるためいずれ発芽に適した気温になり発芽することが見込めます。
しかし秋は徐々に涼しくなる季節なので、発芽に適した気温の時期を逃すとハーブの種が発芽しない可能性があります。
そのため、春まきと比べると秋まきは種まき時期の見極めが少し難しいというデメリットもありますよ。
発芽に適した適温は種の外袋に書いてあることが多いので、そちらをよく見てまいてみることをおすすめします♪
- ハーブの成長が遅く、目に見えにくい
寒い時期はハーブの成長がゆっくりであるため、春まきと比べてハーブが育つ様子が目に見えにくいです。
そのため、ハーブが育つ様子を見て楽しみたい!という場合には少し物足りなく感じるかもしれません。
ハーブがなかなか育たなくて、心配だなぁ…。
目ではわかりにくくてもゆっくりと育っているので大丈夫ですよ!
また、初夏頃になり育ちきるまでは収穫がしにくいというデメリットもあります。
秋まきをするときは、のんびりとハーブの成長を待つ心の余裕が大事ですね♪
まとめ
- ハーブの種まき時期は主に春と秋
- 春まきは種が発芽しやすく育てやすいが、収穫量が少なく害虫の被害にもあいやすい
- 秋まきは収穫量が増やせるが、種まき時期が短く成長もゆっくり
今回は、ハーブの種まき時期一覧を作成してご紹介しました!
一覧になっていると、どのハーブをいつ育てたらいいかがわかりやすいですよね♪
「ハーブを育てたいけれど、種まき時期はいつなんだろう?」と悩んだら、またこの一覧を参考にしてみてください!